ITの最新技術が集まる国内最大級の展示会「シーテック」が20日から始まりました。コロナ禍の今年は遠隔でPCR検査を行うなど、新たな技術が登場しています。

 ITを中心に最新技術が集まる国内最大級の展示会「シーテック」。見どころはコロナ禍での最新技術です。医師が手元のレバーを押したり引いたりして綿棒が鼻の中に入っていきます。これは慶應大学らによって開発された遠隔操作で患者の検体を採取できる装置。遠隔で操作する綿棒が鼻の粘膜に当たる感触を手元のレバーに伝えることができます。開発した慶應大学の大西教授は医師の感染リスクを減らしたいとして早期の実用化を目指します。
 コロナ禍での最新技術は他にも。手がグルグル回ったり引っ張られたり。これは村田製作所グループのミライセンスが開発した特殊な波形の振動で脳に錯覚を呼び起こす技術です。手に伝わった振動により、手が引っ張られている感覚やざらついた面に触れているように感じます。この技術、将来的には離れた場所から医師が手術や患者の体に触って診断をする遠隔医療に活用できるということです。
[テレ朝news]