竹野内豊、水川あさみ、山里亮太、柄本明、本田隆一監督／映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』完成披露舞台挨拶
竹野内豊がコメディ初挑戦。新婚なのに早くも倦怠期を迎えた夫婦が、怪しげな占い師の薦めで地獄旅行に行く様子を描いた『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』。この映画の完成披露舞台挨拶が5月3日に東商ホールで行われ、竹野内、水川あさみ、山里亮太（南海キャンディーズ）、柄本明と本田隆一監督が登壇した。
主人公の大木信義を演じた竹野内は、「素の私が（信義に）非常に似ていると水川さんによく言われますが、全然そんなことありません。僕の方がもっと格好良くてもっとしっかりしています」と挨拶し客席を湧かせた。
一方、「みんなどうも！」と映画スター気取りで一声を発したのは山里。「今回は南海キャンディーズの山ちゃんというより、役者・山里亮太としてここに立っています。それなのに出てきた瞬間、僕だけみんなのリアクションが違った」と観客を牽制。竹野内の友人役を演じたことを強調し、役者のポジションを掴もうとするも、それを聞いた客席からは「エー！」という批難の声が。山里は「なんで『エー！』ってなるの、『エー！』も立派な暴力です」と返して会場を笑いに巻き込んでいた。
また、コメディ初挑戦の感想を求められた竹野内が「樹木希林さん、柄本明さん、荒川良々さん」と個性派共演者の名前を挙げた後、思い出したかのように「あと、南海キャンディーズの山里さん」と付け加えると、これにも山里が反応。「今、心拍数が尋常じゃなかった。あっ、飛んだと思って」と名前を呼ばれてホッとしたことを明かすと、「僕もいますよ」と小さな声でアピール。
さらに山里は「名前を聞くとすごい方々ばかりなので、正直、肩を並べることができるか不安だったが、やってみたらしっくりあって、俺溶け込んでるじゃん、こういうのに向いているんだと気づいた」と傲慢キャラが炸裂。
が、そんな山里に水を差したのが隣にいた水川。「今日、ここに来なくても良かったのに」と爆弾発言をし会場を笑わせると、山里はすかさず「水川さん、一番言っちゃいけないですよ」と釘を刺し、理解を求める。だが、それでも暴走は止まらず、「（山里が）何でいるんだろうと思って」とボソッとつぶやく水川。この声が山里にも聞こえたようで、「ちょっと待って！」と司会の話を遮ると、水川に向かって「今の声のトーン、本気のやつじゃないか」と詰め寄り、大爆笑を巻き起こしていた。
最後にひと言を求められた竹野内は「地獄は悪いことをした人が裁かれる場所で恐いイメージしかなかったが、そのイメージがこういう発想もあるんだなと変わった。これからみなさんが地獄旅行に行かれると（試写を見ると）、個性的な人たちがたくさんいます。シュールで刺激的な地獄旅行を楽しんでいただけると思います」と映画をアピールしていた。
『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』は5月14日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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