新型コロナウイルス感染の急拡大で、国が北海道の緊急事態宣言の延長を決定したことを受け、鈴木直道北海道知事は5月29日行われた全国知事会で、全国に向け「北海道訪問」の自粛について協力を求めました。

 鈴木 直道 北海道知事 : 「今は極力来道を控えてもらうよう働きかけていく。北海道外の人への呼び掛けは一つの県では難しい」

 鈴木知事は全国知事会のオンライン会議で、人の接触機会を抑えるため北海道外の人の北海道訪問自粛について協力を求めました。

 国は北海道内の感染拡大を受け、5月末が期限だった緊急事態宣言を6月20日まで延長することを決め、北海道は外出自粛や休業要請などこれまでの対策を継続します。

 宣言の延長に市民は…

 30代女性 :「感染者減らないので延長になっても仕方ない。もう少し強い対策をした方がいい」
 10代男性 :「コロナの感染者が増えてきている。危機が迫っていると感じる」
 30代女性 :「(延長は)仕方がないと思う。(2020年の)1回目より厳しさが減っているので多くの人が気が緩んでいる」
 70代男性 :「(対策を)短くやっては伸ばしていくやり方は(宣言の)やり方がまずいと思う」

 北海道は、感染対策が不十分の場合、イベントの延期や中止を検討することや子どもの家庭感染が拡大した場合、学校を休校するなどの新たな対策も追加しました。