東京オリンピックの開幕まであと50日となりました。大会への準備が進められる中、組織委員会の橋本聖子会長は「コロナで分断された世界をスポーツの力で一つにしたい」と開催への意気込みを示しました。
東京大会まで50日に迫る中、大会組織委員会はイベントを開き、メダリストが登る表彰台やボランティアが着用する制服を発表しました。また、式典で使用される音楽もお披露目されました。この曲はアスリートの困難や逆境などの思いをテーマにしているということです。
イベントに出席した組織委の橋本会長は「こんな時代になぜ五輪・パラリンピックを開催するのかと問う声もある。コロナによって分断された世界で人々のつながりや絆の再生に貢献し、スポーツの力で再び世界を一つにするのが、今の社会に必要な五輪・パラリンピックの価値だと確信している」と述べ、改めて開催への意欲を示しました。また、JOC=日本オリンピック委員会の山下泰裕会長も「まだコロナ禍の現状は収束の方向に向かっていないが、安心安全な大会ができると確信している」と述べました。
開幕まであと50日となっても開催の機運醸成が課題ともなっている東京オリンピックについて、都民からは開催へ賛否の声がさまざま聞かれました。