騙されるな。真実を、疑え。
悪意が、「情報」という仮面をかぶっている。必要なのは、一人一人のジャーナリズムだ。
18万部のベストセラー『罪の声』から2年。
“社会派作家”塩田武士が描ききった、この世界を生き抜くためのリアルフィクション『歪んだ波紋』がついに発売。

「誤報」にまつわる5つの物語。
新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア――昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報(ジャンク)に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。
全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。