「ストックホルム症候群」の語源となったスウェーデンの歴史的強盗事件を描くイーサン・ホーク×『ブルーに生まれついて』監督最新作!『ストックホルム・ケース』。この度、ロバート・バドロー監督インタビュー映像解禁!
イーサン・ホーク×『ブルーに生まれついて』ロバート・バドロー監督との再タッグで話題となっている『ストックホルム・ケース』が、2020年11月6日ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK吉祥寺他にて全国公開となる。
今までにないクレイジーでハイテンションな強盗犯ラース役を魅力いっぱいに演じるイーサン・ホークをはじめ、不運にもラースの人質になるが、どこか憎めない彼に不思議な感情を芽生えさせていく銀行員ビアンカに『ミレニアム』シリーズや『プロメテウス』のノオミ・ラパス。ラースの犯罪仲間グンナー役を『キングスマン』シリーズや『裏切りのサーカス』などで知られる英国出身の名バイプレイヤーであるマーク・ストロングが演じるなど、実力派たちの演技アンサンブルは必見!
製作には『ゲット・アウト』『アス』などのヒットメーカー、ジェイソン・ブラムが参加、制作陣には人気俳優ウィル・スミスの会社も名前を連ねている。
この度、イーサン・ホークと『ブルーに生まれついて』以来、2度目のタッグになったロバート・バドロー監督のインタビューが到着した。
1973年にストックホルムで起きた最も有名な銀行強盗を舞台に描かれた本作。「実際に起きた事件を映画化するにあたり、脚本は自由に手を加えた。(アル・パチーノ主演の名作)『狼たちの午後』も参考にしたよ。例えば『狼たちの午後』では登場人物の名や小道具の位置を変えた。僕も同様に名前を変え人物像を変えたけど主な出来事は事実に基づく。実際の事件は6日間だったけど、映画では3日間、だから焦点を合わせて時間を短縮した。物語の舞台がストックホルムでも、多くの人に共感を覚えてもらう必要がある。」と脚本の秘話を明かす。
また、イーサン演じた銀行強盗のラースについては、「ニューヨーカー誌の記事は彼のことを“優しく狂暴な男”と説明した。二面性がある男を表現することにとても興味を持ったんだ。銀行強盗やスリラーを含む物語ではあるけど、僕は登場人物の性格や心理的な動きを描写したかった」と語る。続けて、作品の時代背景についても「本作は1973年に特定の国で本当に起きた出来事で、犯人が人質と立てこもる事件だ。だけど救助する側より、むしろ犯人のほうが人質に近い。世界の政治も、1973年のアメリカはニクソン政権だ。保守的な右派で同年、ベトナムから撤退した。スウェーデンは当時、社会民主労働党のパルメが政権を握っていた。現在の状況と似ていると思う。70年代とトランプ時代の偏執性は近いと思う。僕にとって多くの内容は、現在と通じるものがある」と語った。
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