映画『ブルーに生まれついて』
イーサン・ホークのスーパーロマンティックな歌声に心奪われる!
音楽に生きた男チェット・ベイカーの復活劇
トランペット奏者としてのみならず、甘いマスクと歌声で「ジャズ界のジェームズ・ディーン」と1950年代にもてはやされ、80年代にブルース・ウェーバーによるドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』公開直前にアムステルダムのホテルで転落死した伝説のミュージシャン、チェット・ベイカーを描く『ブルーに生まれついて』。タイトルは彼の代表曲の1つ「Born to be blue」から取っている。
人気ミュージシャンがドラッグにはまり、それにまつわるトラブルで殴られ、前歯を折る重傷を負う。唇にも傷を負い、キャリアに致命的なダメージを受けて落ちぶれた60年代後半からの数年間をイーサン・ホークが演じる。
顔も声も実物とはそれほど似てはいない。似せようともしていない。だが、彼以上に適役はいない。そのアプローチは『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でジョニー・キャッシュを演じたホアキン・フェニックスに近い。外見ではなく魂を近づけていく。
2016年11月26日公開
#イーサンホーク#チェットベイカー#ブルーに生まれついて
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