アメリカ大統領選挙まで1週間を切りました。トランプ大統領は27日、一日で3つの州を回りました。まず、4年前、白人労働者層からの支持を得て、勝利につなげたミシガン州を訪問。その後、ウィスコンシン州を経て、長年、共和党の牙城であるネブラスカ州を訪れました。トランプ大統領が、選挙戦終盤にネブラスカ州を訪れたのには理由があります。勝者総取りの州がほとんどのなか、ネブラスカ州は数少ない例外です。割り振られた5人の選挙人のうち、2人は州全体で勝った人が獲得しますが、残る3人は地区ごとの勝者が1人ずつ得られる仕組みになっています。今回、トランプ大統領は、バイデン候補に7ポイントほどのリードを許している地区を訪れています。終盤戦になり、新型コロナウイルスに感染し、遊説を控えていたメラニア夫人も復帰し、ペンシルベニア州で支持を呼び掛けました。娘のイバンカ氏も激戦州のフロリダに入るなど、トランプ一家総出の選挙戦となっています。

一方、バイデン氏は、共和党の地盤、ジョージア州に乗り込みました。今回は、五分五分の勝負をしていて、黒人有権者の支持固めを図ります。
[テレ朝news]