先月、千葉県袖ケ浦市の竹林から19歳女性の遺体が見つかった事件で、23歳の男を今月21日に殺人の疑いで逮捕しました。

 21日午後、千葉県の木更津署に移送された夏見翔太容疑者。先月、袖ケ浦市内の竹林で美容師見習いだった中込愛美さんが死亡しているのが見つかった事件に関与した疑いが強まり、警察は殺人容疑で逮捕しました。

 中込さんの行方が分からなくなった当日に撮影された防犯カメラ映像。捜査関係者によりますと、買い物をするため最寄り駅方面に歩いて行った後、30分ほど経って自宅方面へ戻る様子が映っています。この5日後、中込さんは自宅近くで遺体となって発見。

 中込さんは、行方不明が分からなくなった直後、現場となった竹林で殺害された可能性が高いとみられ、刃物のようなものによる刺し傷があったそうです。衣服に乱れはありませんでした。

 一方、夏見容疑者は今月、横浜市でSNSを通じて知り合った別の未成年の少女に対する容疑で逮捕されていました。

 捜査の過程で、容疑者と中込さんの間にもメッセージのやり取りがあり「殺してあげる」などと書き込んでいたことが判明。

 さらに、家宅捜索では血の付いた包丁が見つかったということです。

 現場は、閑静な住宅街の中にある竹林で、近くの人もめったに立ち入ることがない場所だといいます。

 事件発覚から約1カ月。近隣の住民は恐怖を抱えながら生活していました。
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