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米国で相次ぐ黒人銃撃事件 大統領選の行方を左右?(2020年10月29日)

大詰めを迎えているアメリカ大統領選挙ですが、相次ぐ黒人に対する銃撃事件が「勝敗の行方」にも影響を与える可能性が出てきています。

 ライバルとの差は7.5ポイント。ウィスコンシン州でも6ポイント以上、離されています。しかし・・・。
 トランプ大統領:「ちょっと寒かったが、ウィスコンシン州にはすごい数の支持者がいた。それなのに『でたらめの調査結果』が出た。実際は我々が1ポイントリードしている。勝つのは我々だ」
 あくまで強気な大統領。しかし、足元では新たな問題が・・・。
 27日にニューヨークで起きた暴動。集まった人々を警察官が追い掛け、押さえ付けます。街中には「ウォルター」の落書きが。
 26日にペンシルベニア州で起きた発砲事件。黒人男性のウォルターさんが警官に撃たれて死亡しました。「ナイフを振り回していた」とされますが、無抵抗にも見えます。それなのに銃声は10発前後も響きました。
 怒りはやがて明らかな違法行為に発展しました。ペンシルベニア州は両候補の差が3.8ポイントしかない最重要州。バイデン候補は「冷静な行動」を訴えます。
 民主党・バイデン候補:「略奪と暴力に対する言い訳は一切、通用しません」
 一方で、こうした行動はトランプ大統領が訴える「法と秩序が必要だ」という主張に「納得感」を与えるものでもあります。
 トランプ大統領:「必要なら州兵を動員すべきだろう」
 投開票直前の「混乱」は選挙にどんな影響を与えるのでしょう。
[テレ朝news]