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東京五輪まで1カ月・・・小池知事に異変 “過労”入院【羽鳥慎一 モーニングショー】(2021年6月23日)



 東京都の小池百合子知事が「過度の疲労」ということで、今週、公務を離れて静養すると、22日に発表されました。22日は声を枯らして、息を切らすという姿も見られました。

■のど押さえ、息切れ・・・体調悪化か

 22日午前11時半、小池知事は、若者による感染拡大への危機感を強い口調で訴えていた。

 しかし、その様子は普段とは違っていた。歩きながら、深く目を閉じ、何度もまばたきをする小池知事。話し出す直前、のどを押さえるようなしぐさも見せた。

 午後3時すぎ、小池知事はワクチン接種を加速するための会議に出席。しかし、体調の異変は、さらに目に見える形に出ていた。

 冒頭のあいさつで、声の不調を訴える小池知事。さらに、息が切れるようなシーンもあった。

 会議直後の会見では、声が思うように出ず、呼吸が苦しそうに話す場面も・・・。時間が経つに連れて、体調が悪化しているように見えた。

 この4時間後、小池知事の休養が発表された。

■都の関係者「本当に体調が悪そう」

 関係者によると、夜になって都内の病院に検査入院した。

 22日に出演予定だったテレビ番組も、体調不良でキャンセル。新型コロナの第1波から、小池知事はこれまで疲れた様子を見せることがなかった。

 東京都によると、過度の疲労により、静養が必要になったため、今週いっぱい公務を離れ、多羅尾光睦副知事が代理を務める。新型コロナウイルスの感染は、確認されていないという。

 新型コロナ対策や、開幕まで1カ月に迫った東京五輪に向け、指揮を執ってきた小池知事。18日は、飲食店で続いていた酒の提供自粛を緩和する条件を決める予定だった。この日は、一日に2度の会見を行った。

 19日には、公邸で菅義偉総理大臣と、東京オリンピックのパブリックビューイングを巡り会談。20日は休みだったが、21日には、東京オリンピックの観客上限を決める5者協議に臨むなど、大きな決断が迫られる仕事が続いていた。

 小池知事は、毎週日曜日には幹部を集めて、新型コロナの感染状況の勉強会を行っていた。

 突然の入院に、都の関係者は、「仕事人間なので、毎週末出てきて幹部と打ち合わせしていた」「きょう本当に元気がなくて疲れた様子だった。仕事を止めることはない人で、普段から相当、体調管理に気を付けている。番組出演をドタキャンする人ではないし、本当に体調が悪そうだった」と話す。

 加藤勝信官房長官は、22日のテレビ番組で「私も大変、驚きました。過度の疲労ということでありますから、しっかりと静養して頂いて、公務に復帰されることをお祈りしています」と発言した。
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