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【成田空港】B滑走路ついに運用再開!「どっちの滑走路に着陸するかわからない!」というファンのために、成田での”飛行機の下り方”を考えてみた



コロナの世界的蔓延に伴う航空輸送網の壊滅的減少に伴い、2020年4月12日より運用を停止していた成田空港のB滑走路が、約100日間にもわたる長期の閉鎖を経て、いよいよ7月22日より運用を再開させることとなりました。現状、ただでさえ離発着便が少ない状態にある成田では、現実問題としてB滑走路の運用を再開させる状態にまで運航本数が戻っていないというのも事実ですが、この再開措置を機に、少しでも運航本数が増えて行くようになることを祈らずにはいられません。現状では未だ遠く及んではいませんが、パラレルアプローチが発動され、2波のアプローチ管制で着陸ラッシュをガンガンさばくような状況に戻ってくれたら、本当に嬉しいんですけど・・・ね、
ただ、今回のB滑走路運用再開に際し、こと飛行機ファンの方々のご様子を拝見しておりますと、この措置については複雑なお気持ちを語られる方が少なくないのも実情です。それは、B滑走路が運用再開になることで、お目当の飛行機を撮るためにあれこれ動き回る必要が出るかも知れない、ないしは、同時刻にお目当ての飛行機が2機続き、それぞれ下りがAとBに振り分けられた場合には追いきれない・・・という部分があるのですが、成田での撮影に充分慣れていらっしゃらないファンの方々には「Bランが開くことで、お目当ての飛行機がどっちに下りるかわからず、結果的に撮り逃してしまうかも知れない」というご不安をお持ちになっている方が少なからずいらっしゃることに気がつきました。
成田によく通われているファンの方々からすれば、(移動という面倒さは仕方ないにせよ)その時々の状況や管制サイドの動き、管制とパイロットとの交信内容や通過するウェイポイントなどを読み切ることで、こうした失敗をほぼ完全に払拭できる状況にあろうかと思いますが、そうした動きを日常的に経験されていらっしゃらないファンの方々にとっては、やはり選択ミスなどのご不安を拭きれない状況にあろうかと思います。
そこで今回は、B滑走路運用再開を機に、こうした成田の「飛行機の下ろし方」について、その基本的な特徴と、最も平易で誰でも確実にチェックできる判別方法などについて、まとめてみることにしました。もちろん、こうした問題を100%クリアするためには、たとえばパラレル時の管制周波数構成(方向別2波体制の確認)や、その時の管制官のさばき方、さらには通過ウェイポイントの詳細などを頭の中に叩き込んでおく必要もございましょうし、そうした知識や経験を踏まえた上で、その時その時で1機ごとの動きを推理し、読み切って行くことが必要不可欠となりますが、まずは基本的な部分を押さえ、その上で「知恵比べ」に挑んで行くのも、成田ならではの”楽しみ方”ではないか・・・と考えております。
せっかく再開されるB滑走路ですし、魅力的な絵もたくさん撮れる素晴らしい滑走路だと思います。1人でも多くのファンの方々が、管制官やパイロットたちとの”推理戦”を楽しんでいただければと願ってやみません。

BGM by Peritune

なお、B滑走路エリアで撮影を考えられる際のポイントや注意点・ここならではの魅力などに関しましては、2020年4月に北風運用時・南風運用時それぞれで動画を制作し、アップしてございますので、よろしければそちらをご覧いただきますれば幸いです。

(B滑走路の魅力とポイント・南風運用時編)

(北風運用時編)

また、「BGMがうるさいのでイヤだ!」というご意見もございますことから、今回もBGMカット版を別にご用意させていただきました。BGMがお嫌いな方は、どうぞそちらの方をご利用下さいませ。
(BGMカット版・BGM cut Version)

#成田空港
#B滑走路
#着陸