東京オリンピックの観客の受け入れについて、自転車競技の会場となる伊豆市の菊地市長が前向きな姿勢を示しました。
<菊地豊伊豆市長>「伊豆では観客を入れることに対していろいろな意見があると思います。選手のことを考えると満席でなくても選手のモチベーションが上がると思うので、この状況を是としたい」
伊豆市の菊地豊市長は7月12日の会見で、観客の受け入れに前向きな姿勢を示しました。しかし、修善寺駅周辺のおもてなしエリアは大幅に縮小し、観客と市民ができるだけ接触しないよう市内でのパブリックビューイングも中止を決めました。また菊地市長は土石流への対応が続く隣の熱海市への配慮を見せました。
<菊地豊伊豆市長>「(コロナと)自然災害も重なって二つのクライシス(危機)に対応しながらという歴史上初めてのオリンピックになる。私が熱海市民だったら、自分たちの災害のことで伊豆の大会が無観客になることを望むだろうかと考えた場合、私ならぜひ現状でやってほしいと思うのではないかという気がした」
新型コロナに加え、土石流災害の影響を受けている伊豆地域は、複雑な思いを抱えながら開催準備を進めています。
#オレンジ6 7月12日放送