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連ドラ初主演、片瀬那奈が気合入っています/芸能ショナイ業務話



連ドラ初主演、片瀬那奈が気合入っています/芸能ショナイ業務話

 最近のNHKは、アラサーやアラフォーの痛い女をぶっちゃけて描くドラマが好評だ。

 結婚、仕事など未来に向けていっぺんにいろんな岐路に立たされる女性たちが増えているせいか、視聴者も共感しやすいのだろう。考えてみれば、昔は結婚する年も早かったし、そういったさまざまな人生の転機が年代別にバラけていたんだろうけど、晩婚化、キャリアウーマンが一般化された現代、三十路すぎに変化が“一局集中”するのだろうか。(まるで地球温暖化で日本が熱帯化する中、突然スコールに見舞われる感じに似ているかも)。

 女優デビュー17年目で連ドラ初主演を務める片瀬那奈のNHK・BSプレミアム「オンナミチ」(8月4日スタート、火曜後11・15)も、32歳独身の梨花が、20年後の未来からやってきた自分=「オバちゃん」(渡辺えり)と出会い、飲み屋でビール瓶に足を滑らせて死んでしまうという悲惨な未来を回避するべく、“二人三脚”で人生の見直しを図っていくコメディーだ。現在、33歳の片瀬は、同じ年代の梨花を演じるにあたり、「私もいろいろ言われるような年になった。自分ではのらりくらりやっていても、“まだ結婚してないんだ”とか周囲から圧をかけられます」と自虐的なあいさつで笑わせたが、連ドラ初主演作はまさに女優としての転機になりそうだ。

 いい意味で“さばけた明るい女性”として世間に親しまれている片瀬も、今回の大役に「それなりに気合入っています! 座長として引っ張っていかなきゃ、と思いました。それなり」と腕まくり状態。一方、「今回の現場では、優雅に女優らしく芝居に集中しているぞ感を出そうと頑張りましたが、2分でダメでした」とユーモラスにぶっちゃけるなど、完成披露会見では“座長”として大いに盛り上げた。衣装もゴージャスで、美脚を完全露出したシンメトリーなスカート姿を披露。カメラマンも“撮影しがいがある”とばかりに、通常の会見よりシャッターを激しく切るほどで、主役としての“サービス精神”を感じさせた。

 これまで幅広いキャラクターの脇役で絶大な存在感を示した片瀬が、「美人なのにこんなにぶざまでいいの?」と視聴者が豪快に笑えるような「オンナミチ」の主人公をどんな風に演じるのか注目だ。

 彼女の演技はもちろん、自分が20年後、どんな女性や人間になっていたいか、となんとなく見つめ直す部分でも、夏の夜に気楽に見れるドラマとしておすすめしたい。(記者のきもち)

Yahooニュースから引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150714-00000519-sanspo-ent