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7月16日|まん延防止等重点措置区域の追加について知事メッセージ(臨時会見)



○本県の感染状況について
•新規感染者数は、全体としては6月30日から16日連続で100人を上回っています。
•昨日の新規感染者数は、今年3月に緊急事態宣言が解除されて以降、
最も多い253人となっています。特に、東葛南部地域は顕著な増加傾向が見られます。
•直近7日間平均で約190人となっており、この1週間平均を前の週と比較すると、
1.28、28%の増加となっています。

○病床稼働率について
•全体としては、昨日時点において39%と、
まん延防止等重点措置が適用された4月20日以降最も低かった6月上旬と比べると
16ポイント増加しています。
•特に、東葛地域の病床稼働率が急上昇しています。

○こうした状況を踏まえ、対策本部会議において、
まん延防止等重点措置を講じるべき区域の見直しや、
病床確保計画におけるフェーズについて協議しました。

◎対策本部会議の内容について
対策本部会議で決定した事項について主なものを申し上げます。

○まん延防止等重点措置区域については、
•八千代市及び鎌ケ谷市については、新規感染者数が増加し、高い水準となっており、
東葛南部地域の病床稼働率も急上昇していることから、措置区域に加えます。
•現行区域の9市については、東京都の影響を強く受ける地域であることや、
新規感染者数が高い水準であること、又は減少傾向が見られるが下がり切っておらず、
上昇のきざしが見られることなどから、引き続き適用を継続します。
•区域を見直した結果、まん延防止等重点措置を講じるべき区域は11市となります。
※千葉市、市川市、船橋市、松戸市、成田市、習志野市、柏市、
市原市、八千代市、鎌ケ谷市、浦安市の合計11市

○病床確保計画におけるフェーズについて
•新規感染者数については前週比3割程度増加しています。
•この増加傾向が続いた場合、1週間後には、
国の指標のステージIV相当となるおそれがあります。
•そこで、感染が拡大している千葉、東葛南部及び東葛北部の各圏域と、
その周辺の印旛、香取海匝及び市原の各圏域について、7月19日からフェーズ3へ移行します。
•フェーズ3に移行した地域については、感染者の血中酸素飽和度や
基礎疾患などを踏まえた入院の優先度判断基準に基づき、優先順位をつけた入院を行います。
•併せて、パルスオキシメーターの全員配付など、
宿泊療養者・自宅療養者への支援体制を強化します。
•本部会議の決定事項は以上です。

○協力金の支給について
•国から要請のあった7月12日から8月22日までの期間における
飲食店への協力金の早期給付についてですが、本県では、1月の緊急事態宣言以降、
継続的に要請に御協力いただいている飲食店の方々に対し、定額で早期支給を行います。
来週には受付を開始し、再来週にはお支払いができるように、詳細を詰めています。
来週、改めてお知らせします。

○県民へのメッセージ
•本県では、新規感染者数が大きく増加しており、特に20代の伸びが激しい状況です。
•東京都との往来により感染したと考えられる新規感染者が増加しています。
4連休や夏休み、お盆などを迎えるが、普段会わない人と会う機会は、
感染拡大のリスクを高めます。
帰省や旅行での県境を越えるような移動や、
特に感染者数が急増している宣言区域との往来は極力控えてください。
•改めて、テレワークや時差出勤の活用など、感染リスクを下げる工夫をお願いします。
•オリンピックのテレビ観戦も、同居の家族と自宅で楽しんでください。
•新型コロナウイルス感染症は、症状がなくても人に感染させる可能性があり、
また、若い方でも重症になる例や後遺症に悩む例もあります。
自身の健康を過信せず、自分の命、大切な人の命、みんなの生活を守るため、
責任ある行動をお願いします。
•今は、今後、感染の大きな波、感染爆発に至るかどうかの瀬戸際です。
このままでは、本県においても緊急事態宣言が発令されたり、
酒類提供の停止などの要請を行わざるをえなくなります。
これ以上感染を拡大させ、医療提供体制のひっ迫を招かないようにするために、
一人ひとりの感染防止行動を、改めて強くお願いします。