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女性たちの大統領選挙 両候補を支える影の主役(2020年11月4日)

大接戦となったアメリカ大統領選。2人の大統領候補を支えたのは、それぞれの妻や娘たちでした。

 先月、取材を受けるバイデン氏(77)の横で、普段はあまり前に出ないジル夫人が夫の発言を遮る場面がありました。記者との距離が近いことを見かね、ソーシャルディスタンスを取るよう促したのです。
 新型コロナウイルスへの対応が注目されるなか、ジル夫人の冷静な判断が表れた瞬間でした。
 一方・・・。
 アメリカ、トランプ大統領(74):「郊外の女性の皆さん、どうか私を好きになって下さい」
 先月、トランプ大統領は集会でこう懇願しました。背景にあるのは、女性の支持率の低迷。男性の支持率はバイデン氏43%、トランプ大統領50%なのに対し、女性はバイデン氏58%、トランプ大統領35%と苦戦していました。
 女性票の巻き返しを図るべく立ち上がったのがトランプ一家の女性たちです。
 トランプ大統領の妻・メラニア夫人:「私が毎日見ているように、彼は強くて成功していて、公正な人です」
 集会の参加者:「そしてハンサム!」
 トランプ大統領の妻。メラニア夫人:「賛成!」
 自らも新型コロナに感染したメラニア夫人。単独で激戦地ペンシルベニア州へ入り、女性目線で訴えました。
 トランプ大統領の妻・メラニア夫人:「多くの皆さんが新型コロナの影響を患者としてだけではなく、母として妻として受けました。私の家族の祈りと願いは、この困難な時期を通じて皆さんとともにあります」
 長女・イバンカ氏も激戦地フロリダ州で支持を呼び掛けます。
 さらに、こんな人も活躍。
 トランプ大統領の義理の娘、ララ・トランプ氏:「あちこちで言われます。『4年前はトランプに投票しなかったけど、今年の11月3日はトランプに投票するのが待ちきれない』と」
 トランプ大統領の次男の妻、ララ・トランプ氏。元テレビプロデューサーで、トランプ陣営の「秘密兵器」とも言われています。ララ氏は「トランプのための女性たち」と書かれたピンクのバスで激戦州を回るキャンペーンを繰り広げました。彼女たちのキャンペーンはアメリカの女性に響いたのでしょうか。
[テレ朝news]