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トランプ氏、劣勢まき返す!?大混戦のまま投票日に(2020年11月3日)

アメリカ大統領選は大混戦のまま投票日を迎え、日本時間3日午後8時から各州で順次、投票がスタートします。「選挙後に暴動が起きるのでは」と、ニューヨークのデパートは板でガラス窓を囲うなどしていて、異例の一日の幕開けです。

 最後の訴えも子どものけんかのような批判が繰り返されました。
 アメリカ、トランプ大統領(74):「バイデンは今じゃ20年前の半分の知能しかないが大統領候補になった。政治というのは奇妙だな。実に奇妙だ」
 大統領選を翌日に控え、トランプ大統領は4つの州を回りました。“最後の訴え”に選んだ地は、この日だけでも2回訪れたミシガン州です。一時、劣勢に立っていたトランプ大統領、ここ数日で猛烈な追い上げを見せていました。
 ミシガン州は“錆びた工業地帯”と呼ばれる激戦州です。前回はここで白人の労働者の支持を取り付けて勝利の原動力となっただけに、訴えたのは経済政策です。妻も最後の訴えです。
 メラニア夫人:「トランプと私たちは100%皆さんの味方です。私もあなたたちを愛しています」
 対するバイデン陣営も強力な助っ人を用意していました。世界的人気歌手のレディー・ガガさんが登場。“トランプ嫌い”で知られるレディー・ガガさん。批判を強めました。
 レディー・ガガさん:「今こそトランプに反対票を投じる時です。トランプはあなたの娘や姉妹、母親、妻の体を好きなように触る権利があると思っている」
 オバマ前大統領も“懐かしいフレーズ”で批判しました。
 オバマ前大統領:「トランプは、コロナをまき散らしている。この危機を乗り越えよう。Yes We Can」
 バイデン氏も最終日は同じく“錆びた工業地帯”と呼ばれる激戦州4カ所を回りました。ペンシルベニア州でもトランプ大統領に追い上げられているバイデン氏(77)。労働者を守る姿勢を訴えました。
 民主党・バイデン候補:「最も労働組合を支持する大統領になると約束します。皆さんの意見を尊重します」
 日本でもアメリカでも注目を集める大統領選。記録的な数字となっていました。事前投票を済ませた人は1億人近くに上り、前回の大統領選の実に7割を超えました。ニューヨークでは百貨店など多くの店舗が板張りで囲いを作り、混乱に備えています。
[テレ朝news]