アメリカ大統領選挙は、共和党候補・トランプ大統領と民主党候補・バイデン前副大統領の接戦が続いています。
選挙人270人以上を獲得すると勝利となる大統領選。CNNが伝えている最新の情勢では、トランプ氏が激戦州のテキサス州、フロリダ州、オハイオ州を押さえました。日本時間4日午後10時現在、トランプ氏が213人、バイデン氏が224人の選挙人を獲得しています。
◇アリゾナ州
共和党が伝統的に強いと言われているアリゾナ州ですが、開票率82%の時点でバイデン氏52%、トランプ氏47%と、バイデン氏がリードしています。
◇ノースカロライナ州
開票率95%となっている南部ノースカロライナ州では、バイデン氏が49%、トランプ氏が50%と拮抗しています。
◇ペンシルベニア州
最も注目されている東部ペンシルベニア州では、バイデン氏が44%、トランプ氏が55%とトランプ氏が大きくリードしていますが、開票率はまだ75%にとどまっています。
ペンシルベニア州では、州の決まりで、郵便投票の開票作業が投票日にならないと始められないため、結果判明には数日かかる見込みとなっています。
郵便投票を使用する人はバイデン氏の支持者が多いとみられていて、今後、バイデン氏が追い上げていく可能性があります。
◇ミシガン州
さびれた工業地帯“ラストベルト”と呼ばれる地帯の一つでもある中西部ミシガン州では、バイデン氏、トランプ氏ともに49%と接戦になっています。開票率はまだ86%ですが、州政府の高官によりますと、日本時間5日には結果が出るとみられています。
◇ウィスコンシン州
中西部でも激しく競り合っているのがウィスコンシン州で、現在の得票率はバイデン氏50%トランプ氏49%となっています。
トランプ氏が勝利を確実にした激戦州を見ていきます。
◇テキサス州
テキサス州では開票率96%の時点で、バイデン氏の46%に対してトランプ氏が52%で勝利しました。
テキサス州は共和党の牙城とも言われていますが、事前の世論調査ではバイデン氏がかなり追い上げていました。ただ、最終的にはトランプ氏が死守した形となりました。
◇オハイオ州
中西部オハイオ州でも、開票率90%の時点で、バイデン氏が45%、トランプ氏が53%を獲得。「オハイオを制する者は大統領選を制す」とも言われる重要な州で勝利となりました。
◇フロリダ州
フロリダ州では開票率96%の時点で、バイデン氏の48%、トランプ氏が51%で勝利を収めました。
世論調査ではバイデン氏がわずかにリードしていて、トランプ氏はここを落としたら負けが決まるとも言われていました。
[テレ朝news]