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女優の橋本愛が3日、都内で開催された、35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘&育成プロジェクト「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」(通称:HU35、読み:エイチユー35」の第三次審査=ファイナリスト選考発表イベントに審査員として出席した。

このような審査員を初めて務めた橋本は「(ファイナリスト)5人を選ぶのは酷なことだったんですけど、このプロジェクトが今年で終わらずに続いていけば若い人たちにもチャンスが届くんじゃないかな、と期待しています」と、素直な思いを語った。

「HU35」は、誰もがスマートフォン1つで簡単に映像作品を作り、発表できるようになった現代ならではの創造力に富んだ若きクリエイターたちとともに、新しいエンターテインメント作品を発信することを目指して、動画配信サービス「Hulu」が立ち上げた新プロジェクト。

応募資格は「35歳以下であること」のみ、企画力と熱意があれば、プロ・アマを問わず応募できるとし、今年3月31日から募集を開始。応募総数は610組、849企画にのぼった。本日の第三次審査を経て選出されたファイナリストは、制作費1000万円とプロの映画制作チームのサポートを受け、自身がプレゼンした短編企画を監督として制作できる。完成した5作品は、ファイナリストたちの制作過程に密着したドキュメンタリー番組とともに来年春にHuluで配信。その中からグランプリ作品に選ばれた制作者には、賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる。

ファイナリスト発表イベントには、橋本のほかに、本プロジェクトの審査員である映画監督の沖田修一(審査委員長)、劇作家で小説家の本谷有希子、芸人・脚本家のシソンヌじろうの計4人が、一次・二次選考通過者10人のプレゼンを受けて、ファイナリスト5人を発表した。

審査を終えて、橋本は「いま、すごく短い時間の中で自分を表現するのが主流になっている中、約2時間かけて映画を撮ることに興味がある人いるのかな、と不安もあったんですが、たくさんの方が応募されていて、自分が撮りたい作品への熱量、気持ちが伝わってきた」と、自身にとっても刺激になったよう。今回、三次を通過できなかった人にも「あきらめるのではなく、たまたま今はタイミングじゃなかっただけ。あきらめずに続けていってほしい」と、若きクリエイターたちにエールを送っていた。