本山優紀記者:「新型コロナウイルス患者専用の病棟は関係者以外の立ち入りが禁止されていて、対策が徹底されている。最近の感染拡大で3つの病床には常に患者がいる状態が続いているという。」
新型コロナの専用病床を3床設けて軽症と中等症の感染者・約100人を受け入れてきた郡山市の坪井病院。感染者が急増している先週からは病床が常に埋まっている。
坪井病院・杉野圭史副院長:「一番気にしているのは数もそうだが、勢い、増え方だ。それが前回の4波との大きな違いかなと思います。」
3人の患者が入院している病棟内を特別に杉野副院長に撮影してもらった。
坪井病院・杉野圭史副院長:「今はワクチンの効果もあり、入院患者の多くが、40代あるいは50代と働き盛りの方々が入院している状況だ。」
感染者は隔離された個室で治療を受ける。
男性患者:「頭がぼーっとしまして(中抜き)倦怠感というか身体に力が入らないというか・・・。呼吸も少し楽になったし、体力的にも、歩いてもぐらぐらしない程度で今はいれるのかなと。」
政府は入院を重症者と重症化リスクの高い人に限り、それ以外は基本的に自宅療養とする方針を決定。杉野副院長は症状が急激に悪化する恐れがあることなどから反対している。
坪井病院・杉野圭史副院長:「君は大丈夫、君は重症化するからだめ、とかいう簡単なものではない。(重症化)リスクがゼロでないなら、ちゃんと今まで通り診ていかなくてはならないと私は思う。一番やらなくてはいけないのは、リセットすることだと思う。」