ワクチン接種も進められているなか、新型コロナウイルスの扱いを普通の「インフルエンザ」レベルまで引き下げる案が出ています。デルタ株の猛威も気になりますが、これによって私たちの生活はどう変わるのでしょうか。

 10日、都内の新型コロナウイルス新規感染者は2612人、重症者は176人と過去最多となりました。

 そうしたなか、現在のコロナとの向き合い方をガラッと変えるかもしれない政府の「ある見直し」に関心が集まっています。

 厚生労働省が見直しの検討が必要だとしたのは感染症法上での新型コロナの扱いです。

 その分類は1類から5類に分けられて現在、新型コロナは「2類相当」。サーズや結核と同じ扱いです。

 これを季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる検討が必要だというのです。しかし、なぜこのタイミングで・・・。

 大きな要因は感染拡大による「医療逼迫(ひっぱく)」。

 実は現在、2類相当の厳格な対応がされています。

 無症状の人を含めた入院勧告や外出自粛の要請、都道府県による経過報告、感染経路の調査など医療現場と保健所にとって大きな負担となっています。

 感染者が増えると、それだけ業務は逼迫。5類になれば、この状況を改善できると期待の声が上がっています。

 しかし、こうした動きにツイッターでは「つまりインフルと同じ程度のものだったと?」「自粛しなくていいってことなのかな」「てか、そもそも措置を緩めて大丈夫なの?」など、様々な声が噴出。

 コロナが5類になると、私たちは以前の生活に戻れるのでしょうか。
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