ソフトテニスの技法 特集『アジア選手権代表の技術 森原可奈のボレー』

2年ぶりの代表復帰、アジア選手権は意外なことに初、国際大会は2010アジア競技大会、2011世界選手権、2013東アジア競技大会、2014アジア競技大会、そして今回と5回出場。個人タイトルこそないが、今回の日本女子の切り札である。2013年天津東アジア競技大会国別対抗団体戦決勝でのキムエーギョン・チュオク戦、2011年世界選手権個人準決勝でのやはりキムエーギョン・チュオクでの勝利は語り草、エーギョンもチュオクも今回はいないが、その勇名は韓国に轟いている。実力はむろん国際大会ではこの名声が大きな力となる。そういうプレゼンスを持つ日本選手は今回男子の偉大な3名(篠原、小林、長江)とこの森原だけかもしれない。

この動画でのプレーは2009年の中山盃国際大会の前日練習。まだ代表以前、社会人2年目の彼女である。しかし若さに似合わないその完成度の高さに驚いた記憶がある。

国際大会としては日本国内で13年振りに開催される『第八回アジアソフトテニス選手権(11月14日〜千葉市)』に出場する内外のトップ選手の技術を特集!!
第8回アジアソフトテニス選手権に関してはこちらをどうぞーー>

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中山盃国際大会について
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概要

台湾ではかつてチャイニーズカップという国際招待大会があった(これは現在中国で開催されているチャイニーズカップとは関係がない)。世界各国から招待された優秀な選手によるトーナメントであり、日本からも中堀・高川をはじめとするトップクラスが参加している。しかしこの大会は1999年に台湾(林口)で開催された世界選手権の後、自然消滅のようなかたちとなった。以後なんどが台湾版チャイニーズカップ復活の話が台湾関係者からあがったが実現せず、そんななかでひさびさに台湾に生まれた国際招待大会がこの中山盃国際大会である。

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会場
会場は1983年に第5回世界選手権が開催された中興網球場。台湾中部の都市、台中市にある。コートは8面あり、内4面には巨大な観客席が設けられている。サーフェースはクレー、それもアンツーカー。最近、日本ではあまりみられなくなってきたサーフェ−スだが、台湾ではむしろ一般的である。

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種目
種目はおおい。社会組、壮年組(45才以上)、長青組(60才以上)、女子組、
そして内外から一流選手を招待した精英組(エリートクラス)。エリートクラスはさらに男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルス、女子シングルスの4種目に別れる。精英組(エリートクラス)にはその名のとおり、きびしい出場制限がもうけられており、トーナメントの質を高めている。以下原文のまま記してみよう。
『2000年以後曽代表該國参加亜州盃、世界盃、東亜州盃、亜運等比賽乃國手』とある。要するに2000年以降、アジア競技大会、世界選手権、東アジア競技大会、アジア選手権大会の国家代表となった選手のみを派遣してくれ、ということである。なお開催国台湾選手に関しては本年より上記の出場資格を適用せず、台湾国内でのランキング戦の上位男女それぞれ6名をエントリーしている。
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日本からの参加は以下の通り
男子
2005 浅川
2006 花田、川村
2007 菅野、小林
2008 掘・岩崎
2009 松口、望月
2010 村上、後藤、稲積、塩嵜、増田、今井
2011 林田、巽
2012 鹿島。井口
2013 丸中、鈴木
2014 船水、上松

女子
2006 高橋、宗久
2007 上原、濱中
2008 澤邊、田中
2009 杉本、森原
2010 東田、藤本、安川、水松、石田、前田
2011 高橋、山下
2013 深澤、宮下
2012 小林、石井
2014 平久保、尾上

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