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「64-ロクヨン-」「クライマーズ・ハイ」などで知られるミステリー界の巨匠・横山秀夫の「影踏み」(「祥伝社文庫」)。
警察小説の旗手である横山作品の中でも犯罪者側を主人公にした異色の犯罪ミステリーが、ついに映画化。
監督に『花戦さ』の篠原哲雄、主演に山崎まさよしを迎えた映画『影踏み』が、11 月 15 日(金)に全国公開する。
深夜に寝静まった民家を狙い現金を盗み出す忍び込みのプロ「ノビ師」という、孤高の泥棒を山崎まさよしが演じる。
証拠も残さず決して口を割らない、その高く強固な壁を思わすしたたかさかから、名前をもじって“ノビカベ”とあだ名される凄腕の泥棒。
そんな主人公・真壁 修一(山崎まさよし)は、ある日忍び込んだ先で偶然遭遇した事件をきっかけに逮捕されてしまう。
2年後、刑期を終え出所した修一は、まだ 自分が逮捕された事と、あの時遭遇した事件に対しての疑惑を抱えていた。
何故あの日の侵入がバレていたのか?そして、あの時侵入した家の寝室で夫を殺そうとしていた女(中村ゆり)の行方…。
幼馴染みで恋仲の久子(尾野真千子)の制止を聞かずに、修一は相棒であり弟の啓二(北村匠海)と共に事件の真相を求め行動を開始する。
しだいに事件と女の裏に潜むいくつもの影が浮かび上がっていく。
ただ、事件の謎が解き明かされていくにつれ、修一自身が封印した20年前の悲劇もよみがえる…1つの事件が“過去”の事件を呼び醒すとき、修一、啓二、 久子の止まったままの運命の歯車も再び動き出す。
14年ぶりの主演映画を務める山崎まさよしの脇を固めるのは、日本映画界を代表する俳優陣。
修一の恋人・久子を演じる尾野真千子、弟・ 啓二を演じた北村匠海をはじめ、事件の鍵を握る女を中村ゆり、さらに竹原ピストル、中尾明慶、滝藤賢一、鶴見辰吾、大竹しのぶといった若手からベテランまでの豪華な顔ぶれがキャスティングされた。
解禁された映像からも、愛憎だけでなく怒りや悲しみを爆発させた俳優陣渾身の演技から、この犯罪ミステリーの中に描かれた人間ドラマに期待感が煽られる。
そして主演をつとめる山崎まさよしが本作のために書き下ろした同名主題歌「影踏み」も初解禁。
主題歌「影踏み」(EMI Records)は、主演である山崎まさよしが撮影中に役を演じながら制作をはじめ、エンドロールで流れるこの主題歌までが1つの作品になるようにイメージしてつくられた。
主人公の揺れ動く繊細な感情と奥深い人間ドラマを想起することができ、悲哀と力強さのこもったこのミディアムバラードはまさに 作品と一体になった楽曲に仕上がっている。
© 2019「影踏み」製作委員会
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