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アジア最大級の映画祭「第27回東京国際映画祭(TIFF)」が10月23日、六本木ヒルズ(東京都港区)で開幕した。特別招待作品の映画「花宵道中」(豊島圭介監督)に主演する安達祐実さんは、花魁(おいらん)のあでやかな着物姿で登場、レッドカーペットを練り歩いた。
映画は宮木あや子さんの同名小説が原作で、江戸時代末期の新吉原を舞台に、母親に虐待され、心を閉ざして育った遊女・朝霧(安達さん)と、染物職人の青年・半次郎(淵上泰史さん)と出会い、切ない恋をする姿を描いた作品。安達さんは「花魁の格好で歩かせていただけて光栄」と笑顔。「演じることを通して、命がけで情熱的に愛するってステキだなって思えた作品でした」と話していた。
今回のTIFFは、六本木ヒルズ、日本橋、歌舞伎座の3会場で開催。国際審査委員長は映画監督のジェームズ・ガン監督が務める。オープニング作品は「ベイマックス」、クロージング作品は山崎貴監督の「寄生獣」を上映。最高賞の「東京グランプリ」を決定するコンペティション部門には15作品が出品されている。会期は31日まで。