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清原果耶(19)が、佐藤健(32)が主演する映画「護られなかった者たちへ」(瀬々敬久監督、10月1日公開)で、劇中で演じたケースワーカーの故郷との設定で撮影を行った、宮城県気仙沼市への強い思いと感謝を口にした。
撮影で印象に残ったことを聞かれると「やっぱり気仙沼の街並み、漁船がいっぱい並んでいる風景が、すごく好き。朝早くから撮影した時も、すごく海と空気が澄んでいて土地の人も温かく受け入れてくださり感慨深い」と語った。主演のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台でもあり、思いはひとしおのようだ。
佐藤健、刑事役・阿部寛の体幹に衝撃 突き飛ばされ「あそこまで飛ぶとは」
俳優の佐藤健が8月15日、都内にて開催された映画「護られなかった者たちへ」完成披露試写会に、共演の阿部寛、清原果耶、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子、瀬々敬久監督とともに出席。佐藤と阿部の撮影の様子について語られる場面があった。
「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の同名小説を映画化した同作。連続殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根を佐藤、彼を追う刑事・笘篠を阿部が演じる。
同作で、阿部と11年ぶりに共演する佐藤。吉岡曰く、刑事役の阿部が佐藤を突き飛ばすシーンは衝撃的だったという。
吉岡は「健くんが一瞬にして阿部さんにドンッと突き飛ばされて、マットを超えて飛んでいったんですね。僕、大丈夫かなと思って。『阿部さん、ちょっとやりすぎじゃないですか』と阿部さんに言ったら、『いや本人が思い切りきてくれって言うんで』って」と明かす。
さらに、「けど、それ1回だけじゃなくて、2回も3回も健くんが目の前で飛んでいく姿を見て、なんかかわいそうになってきちゃって(笑)、すごい現場なんだなって改めて思ったし、健くんの身のこなしというか本気度、それに対応する阿部さんのすごさをまざまざと感じさせてもらった」と続け、何度も飛ばされる佐藤はかわいそうなほどだったと語った。
これを受けて佐藤は「あそこまで飛ぶとは自分でも思ってなかったです(笑)。全員の誤算だったのでマットから出ちゃったんだと思うんですけど…。(阿部を見ながら)さすがです」と撮影を回顧。
阿部は「どんなにぶつかってもちゃんとこなしてくれるだろうなって信頼関係があったんで。遠慮せずにやった」と打ち明け、佐藤は「捕まえるっていうのに飛ばしますからね。捕まえるならそんなに飛ばさなくても…と思いましたけど」と笑いを誘っていた。
また阿部は、劇中で利根を追い掛け、雨の中で走るシーンを振り返り「30年ぶりに全速力で走りましたね。1本200~300メートル走るんですよ。それを二日に分けてやったんですけど、まぁ本当に大変。そこから半年間足痛かったですね」と告白。
佐藤が「走る距離が長かったですね。次の日あたり本当にしんどくて、でも阿部さんケロッとされてるんですよ。『大丈夫なんですか?』って言ったら『全然大丈夫』ってことだったんで『すごいな』って思ってたんですけど、時間差だったんですね。よかったです。自分だけきついと思ってたんで」と時間差で疲労を感じた阿部に少し安堵。
そんな佐藤のコメントを聞いた阿部は「たぶん筋を痛めたんですね」と苦笑していた。
映画「護られなかった者たちへ」は、10月1日(金)から全国で公開。