新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、岐阜県は22日、政府に対し緊急事態宣言の適用を要請しました。これで愛知・岐阜・三重の東海3県すべてが宣言を要請したことになります。

 岐阜県の古田肇知事は22日、政府に緊急事態宣言の適用を要請したと明らかにしました。岐阜県では22日、新たに276人の感染が確認されています。

 岐阜県の観光地・高山市では…

「10~11月に向けて秋のお客様は取り込むことが可能だと思うので、今は緊急事態宣言で出来る限り感染者数が減ることを祈っている」(高山市内の酒造店)

 一方、愛知県の大村秀章知事は、23日午前の会見で、東海3県の連携を強調したうえで、次のように話しました。

「国が時間をかけずに対応してくれると思うが、3県同時に緊急事態宣言となれば、3県共同でのメッセージを作っていかなければならない」(愛知県 大村秀章知事 23日午前11時ごろ)

 宣言の適用後は、県内全域の飲食店に対し、時短営業や酒類の提供自粛を要請します。愛知県では、22日まで5日連続で新たな感染者が1000人を超えてます。自宅療養者も22日時点で、8千人を超え過去最多となっています。

 三重県は21日、緊急事態宣言の適用を要請しました。9月から三重県内で開催予定の「とこわか国体」を中止するよう申し入れています。