がんの治療と出産のはざまで葛藤(かっとう)する外科医と、その夫を描く珠玉の人間ドラマ。苦渋の選択を迫られる主人公に挑むのは、松雪泰子。椎名桔平が、主人公を支える夫を演じる。繊細(せんさい)かつ強く生きようとするヒロインを通して、命の尊さについて深く考えさせられる。