アストラゼネカ製のワクチン接種後に発症が相次いだ血栓の症状について、新型コロナウイルスに感染した場合の方がワクチン接種よりもリスクが高いことが明らかになりました。
オックスフォード大学などの研究チームがワクチン接種をした人と新型コロナの検査で陽性判定を受けた人合わせて2900万人を追跡調査した結果が27日、イギリスの医学誌「BMJ」に掲載されました。
血栓の症状についてアストラゼネカ製ワクチンを接種した人の場合、発症した割合は1000万人あたり66人でした。
一方で、新型コロナの検査で陽性判定を受けた人の場合、1000万人あたり1万2614人とはるかにリスクが高いことが明らかになりました。
アストラゼネカ製のワクチンを巡っては、血栓の報告が相次いだことから、接種を取りやめたり年齢制限を設ける国がヨーロッパなどで相次いでいました。
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