新型コロナウイルスに感染した女優の綾瀬はるかさん(36)。陽性が判明したのは4回目の検査でした。
綾瀬さんは体調に異変を感じてから検査を繰り返し受けていて、4回目の検査で陽性が判明しました。
最初の検査は先月20日。微熱があったため抗原検査を受け陰性に。翌日のPCR検査でも結果は陰性でした。
その後、また発熱が続き、3回目の検査を受けますが、また陰性に。
しかし、26日の再診で抗原検査を受けたところ、“新型コロナ”陽性の反応が確認されたといいます。
専門家は3回目の抗原検査の後も、PCR検査を受けていれば、早い診断につながったのではと指摘します。
症状が軽い段階での検査は抗原検査だけでは不十分だと話します。
東邦大学看護学部感染制御学専門・小林寅てつ教授:「抗原検査が陰性でもPCR検査で確認が必要になったケース。PCR検査のほうが検出感度が高いので、ウイルス量が非常に少ない量でも検出できる。(PCR検査でも)偽陰性になることもある。抗原検査はその場で結果が出るのでメリットがあるが、ただウイルス量がある程度ないと陽性を引っかけられないので陰性の場合は見逃している場合があるので、PCRで確認する必要がある」
綾瀬さんは自宅療養していましたが、肺炎の症状がみられたため入院。現在は回復に向かっているということです。
エンタメ界では、感染の報告が相次いでいます。
91歳の歌舞伎俳優・市川寿猿さんも“新型コロナ”に感染していることが分かりました。先月28日に歌舞伎座で千秋楽を終えたばかりでした。
また、アイドルグループ「SKE48」の鎌田菜月さん(25)ら3人の新型コロナ感染も31日に発表されました。グループでは、8月だけで16人の感染が確認されています。
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