京都府は、第32回東京オリンピック競技大会において、空手男子組手75kg超級で銅メダルを獲得した、京都府亀岡市出身の荒賀龍太郎選手に、「京都府スポーツ賞特別栄誉賞」を贈ることを決めました。
荒賀選手は「素晴らしい賞をいただいて嬉しく思っています。パリでは空手は採用されないので、またオリンピックに採用されるように、少しでも何かできたらなと思っている」と話しています。
京都府の特別栄誉賞はフェンシング男子エペ団体金メダルの宇山賢選手(30)も受賞していて、今後、柔道混合団体銀メダル・女子57キロ級銅メダルの芳田司選手(25)や陸上男子20キロ競歩銅メダルの山西利和選手(25)ら、京都府ゆかりのメダリスト4人にも贈られます。

【荒賀龍太郎(あらが りゅうたろう)選手の活躍】
東京オリンピックの新競技、空手の男子組手75キロを超えるクラスで荒賀龍太郎選手が銅メダルを獲得しました。空手の組手で日本選手として初めてのメダルです。

空手の組手は、3分の試合時間で獲得ポイントが決められた蹴りや突きなどを駆使しながら1対1で対戦します。予選は2つのグループに分かれて総当たりで行われ、荒賀選手はグループAで初戦から3連勝し、このグループの1位で準決勝進出を決めました。

準決勝はサウジアラビアのターレク・ハメディ選手と対戦しました。荒賀選手は試合開始40秒で上段への突きを決められ、1ポイントリードされます。

その後、持ち味のスピードを生かして攻めますが、決め手を欠いて、残り10秒で再び上段への突きを決められ0対2で敗れました。

空手の組手には3位決定戦がなく、荒賀選手は銅メダルを獲得しました。空手の組手では日本選手として初めてのメダルです。

空手男子組手75キロを超えるクラスは金メダルがイランのサジャド・ガンジザデー選手、銀メダルがサウジアラビアのターレク・ハメディ選手、銅メダルが荒賀選手と、トルコのウール・アクタス選手でした。

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【京都府警通信】

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