時事日本 2021/05/17 体操 谷川航 最高難度の大技で存在感
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体操のNHK杯。谷川航選手は3位で、この大会での東京オリンピックの代表内定となりませんでした。それでも跳馬では最高難度の大技を着地まで決めて存在感を示しました。全日本選手権2位でNHK杯へ 先月の全日本選手権、谷川選手は得意の跳馬で最高難度の大技「リ・セグァン2」を決めて予選、決勝ともいずれも15点台の高得点をあげました。 そして6種目の合計で2位となり、NHK杯を迎えました。 NHK杯は全日本選手権の得点を持ち越して争い、上位2人が東京オリンピックの代表に内定します。代表圏内で臨んだNHK杯を前に「この大会で代表の内定を決めたいという思いが強い。自分のやるべきことに集中することで結果もついてくると思う」と臨みました。 序盤から大きなミスのない演技を続けた谷川選手。得意の跳馬は4種目めでした。前転とびで1回転、屈伸姿勢で2回宙返り、最後に体をひねる大技、「リ・セグァン2」を着地まできっちりと決めて、得点は全日本選手権を上回る15.533をマークしました。 2位のまま迎えた最後の種目、鉄棒でミスが出て惜しくも3位となり、NHK杯での代表内定はなりませんでしたが、存在感は示しました。「跳馬は着地が止まったので点が出たが、ほかの種目は何とかミスが出ないという演技だった。 いい演技を試合で出すことに難しさがあり、そこを出せるようにしたい」 谷川選手が目指す団体の代表メンバーの残る2人は、来月の全日本種目別選手権までの成績で決まります。
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