高田和夫(松本 潤)イマキヨさん(酒井敏也)
あらすじ
向かい合って座る男と女。男は女から別れの言葉を告げられていた。その男、高田和夫(松本潤)、21歳。東京から地方の大学に進学して4回目の春を迎えようとしていたときだった。最悪な気分で帰宅した高田は、突然のテレビの音に、驚いて目を上げた。視線の先にいたのは、あぐらをかいてポテトチップを食べながら無表情にテレビを見ている、頭巾をかぶった見知らぬ男(酒井敏也)。
不審者にあわてて警官を呼んだ高田だったが、その不審な男の姿は、警官の目には映らない様子。「頭巾をかぶったオッサン」という高田の描写を聞いた警官は、だまって手を合わせ、「がんばって」という言葉を残して去っていった。その不審な男の正体は『イマキヨさん』。この地方の言い伝えで、一人暮らしの人につく座敷わらしのようなものだというスタッフ
脚本中島直俊
演出植田泰史