#Girls

実在の映画館・朝日座が舞台!主演・高畑充希『浜の朝日の嘘つきどもと』タナダユキ監督が語る!!タイトルに込めた想い 活弁シネマ倶楽部#175



☆ 活弁シネマ倶楽部
公式HPはコチラから⇩
https://katsuben-cinema.com/
チャンネル登録はコチラから⇩
https://www.youtube.com/c/katubencinema
ポッドキャストはコチラから⇩

書き起こし&レビューはコチラから⇩
https://note.mu/katsuben_cinema

☆ 作品紹介
『浜の朝日の嘘つきどもと』
https://hamano-asahi.jp/

☆ イントロダクション
福島県・南相馬にある映画館「朝日座」に、茂木莉子と名乗る女性が現れる。経営が傾いた「朝日座」を立て直すために東京からやってきたというが、支配人・森田保造は突然のできごとに驚きを隠せない。すでに閉館が決まり打つ手がないと諦めていた森田だが、見ず知らずの莉子の熱意に少しずつ心を動かされていく。
かくして、「朝日座」存続のために奮闘する日々が始まった――。
今作の舞台となったのは、福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」。1923年(大正12年)7月2日に芝居小屋・常設活動・写真小屋「旭座」として開館。開館時には坂東勝三郎、中村翫十郎の一座により「旭座舞台開き」が行われ、地方回りの芝居が上演される中、無声映画も数多く上映され、多くの地元住民が足しげく通い、大衆文化の殿堂として賑わいを見せた。様々な災禍を免れ、戦後、映画全盛の時代となった1952年(昭和27年)に「朝日座」へ改名。長年、街の人々の暮らしに寄り添い、数多くの思い出を育んでいる。
東日本大震災・福島の原発事故からちょうど10年。映画館を取り巻く時代も変わり、今般のコロナ禍の影響も大きい。
そんな今だからこそ、映画愛と映画館愛と人間愛に満ちた、エンタメ文化へのエールともなる愛すべき映画が誕生した!

☆ あらすじ
福島県・南相馬に実在する映画館「朝日座」。
100年近い歴史を持ち、主に旧作映画を上映する名画座として地元住民に愛されていたが、近年はシネコンと呼ばれる複数のスクリーンを持つ複合映画館の台頭によって厳しい経営状況だ。
支配人の森田保造(柳家喬太郎)はサイレント映画『東への道』をスクリーンに流しながら、意を決する。35mmフィルムを一斗缶に放り込んで火を着けた瞬間、森田の背後から水をかけて邪魔をする女性(高畑充希)が現れた。経営が傾いた「朝日座」を立て直すために東京からやってきたという彼女は、自分の名前を「茂木莉子」と名乗る。
しかし、「朝日座」はすでに閉館が決まっており、森田も「打つ手がない」と決意を変えるつもりはない。「ここが潰れたら本当に困る!」と主張する莉子は、この町に住んでなんとかするという。それは、「ある人との約束」が理由だった。
莉子が高校一年の時、東日本大震災が起きた。タクシー会社で働いていた父(光石研)は除染作業員の送迎を担当したが、やがて莫大な利益をあげたと噂をされるようになり、莉子は友達が一人もいなくなってしまう。
そんな高校二年の折、立ち入り禁止の屋上にいるところを数学教師の田中茉莉子(大久保佳代子)に見つかり、視聴覚準備室へ連れていかれる。茉莉子先生と一緒に映画『青空娘』の DVD を鑑賞した莉子は、映画の魅力を知るのだった。
その後、家族で東京に移住するが、高三の一学期でドロップアウトしてしまう莉子。家に居場所がない莉子は、郡山にある茉莉子先生の家を訪ねて二人の同居生活が始まる。茉莉子先生との楽しい毎日は長くは続かなかったが、莉子が実家に戻るまで、二人の時間にはいつも映画があった。
2019年、映画の配給会社に勤めていた莉子のもとに、茉莉子先生が病に倒れたという連絡が届く。8年ぶりに茉莉子先生と再会すると、「お願いがある」と言われるのだった。
「南相馬にある朝日座という映画館を立て直してほしい」と。
先生との約束を果たすために映画館を守ろうと奔走する莉子と、積年の思いを断ち切り閉館を決めた支配人・森田。果たして「朝日座」の運命やいかに……

☆ スタッフ
監督:タナダユキ
出演:高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、竹原ピストル、光石研、吉行和子

☆ 監督紹介
福岡県出身。2001年『モル』で監督デビュー。2004年劇映画『月とチェリー』が英国映画協会の「21世紀の称賛に値する日本映画10本」に選出。2008年には脚本・監督を務めた『百万円と苦虫女』で日本映画監督協会新人賞及びウディネファーイースト映画祭で観客賞を受賞、その後も『俺たちに明日はないッス』(08)、『ふがいない僕は空を見た』(12)、『四十九日のレシピ』(13・中国金鶏百花映画祭国際映画部門監督賞)、『ロマンス』(15・ASIAN POP-UPCINEMA 観客賞)、『お父さんと伊藤さん』(16)、『ロマンスドール』(20)など、数々の話題作を世に送り出してきた。
      また、TV ドラマでは「蒼井優×4 つの嘘 カムフラージュ」(08/WOWOW)、「週刊真木よう子」(08/テレビ東京)、配信ドラマ「東京女子図鑑」(16/Amazonプライム・ビデオ・ATP 賞テレビグランプリ特別賞)、「タチアオイの咲く頃に〜会津の結婚〜」(17/福島中央テレビ制作・日本民間放送連盟ドラマ部門優秀賞)、「昭和元禄落語心中」(18/NHK 総合)、「夫のちんぽが入らない」(19/Netflix)、「レンタルなんもしない人」(20/TX)など様々なジャンルの作品を手掛けており、本作に先駆けて福島中央テレビにて制作・OAされたドラマ「浜の朝日の嘘つきどもと」は、優れた放送に贈られる第58回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)2020 年度テレビ部門で入賞を果たした。

#タナダユキ
#高畑充希
#柳家喬太郎