台湾の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着きを見せている。台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官が12日、新型コロナウイルス感染症警戒レベルを2から1に引き下げる5つの基準として、感染経路不明の感染者数、医療対策能力、ワクチンの接種率、世界の感染状況の変化、国民が感染予防対策に対する協力の度合いと発表した。一部の専門家は、この5つの基準は些か主観的だと指摘、最重要なのは感染経路不明の感染者数だ。双十国慶節の3連休から、まだ2週間の観察期間が過ぎていないから、気を緩めてはいけないと呼びかけた。

なお、専門家は、コロナ禍前の生活に戻るには、まず台湾における新型コロナワクチンの2回目の接種率が80%を超える必要があるとの見方を示した。いつマスクの着用義務を免除できるかもまだ観察する必要があるという。