女優の(39)が、先月末をもって大手芸能事務所「研音」から退所したことが業界に波紋を広げている。同棲する交際男性が違法薬物で逮捕されたため、片瀬自身も家宅捜索と尿検査を受け、結果〝シロ〟だったことは周知の通り。逮捕されたわけでもないが、なぜか退所することになった。その裏には芸能界の〝新ルール〟が取りざたされている。中堅俳優Xも、このほど新ルールが適用されて退所を余儀なくされたという。 片瀬の交際相手で、同棲生活を送る会社社長が麻薬取締法違反(コカイン所持)の容疑で逮捕されたのは7月のこと。その際、同棲していた自宅が家宅捜索され、片瀬は任意で尿検査を受けて陰性だったことが、週刊文春によって報じられたのだ。 「当初、文春の事実確認の取材に対し、研音は家宅捜索と尿検査を否定していましたが、その後、撤回。片瀬が虚偽報告をしたからです。これでは事務所と所属タレントの信頼関係は成り立ちません。しかも2019年には、妹のようにかわいがっていた沢尻エリカも違法薬物で逮捕されている。研音は片瀬を相当なリスクと判断した可能性が高い」(テレビ関係者) とはいえ、片瀬は逮捕されたわけではない。尿検査もシロだった。にもかかわらず、疑惑報道だけで〝切ってしまう〟のは厳しいのではないかという声があるのも事実。だが、最近の芸能界では〝新ルール〟が取りざたされている。実は中堅俳優Xを巡ってこんなことがあったという。 「公になっていませんが、数年前に大手芸能事務所に所属していたXは、同事務所による一斉薬物検査に引っかかった過去がありました。Xはそこを退所し、別の事務所にこっそり移籍。ところが、当時の薬物疑惑がこのほど報じられると、しばらくして移籍先でも契約解除になった。Xは逮捕されたわけではなく、報道は匿名だったにもかかわらずです」とは芸能プロ関係者。 Xは端正なマスクとたしかな演技で、ドラマや映画にひっぱりだこだっただけに、事務所としては苦渋の決断だったという。 「もちろん、新ルールは絶対ではなく、総合的判断です。報道の信ぴょう性や本人確認もあるでしょう。ただ、芸能界はいま、コンプライアンスにピリピリ。違法薬物なんて言語道断ですからね」(同関係者) 所属したままタレントが薬物で逮捕されれば、ネットは荒れに荒れ、芸能事務所は甚大なダメージを受ける。関係各所への謝罪行脚に違約金の支払い、他の所属タレントのイメージ低下…。そんなリスクよりも〝損切り〟を選ぶというわけだ。 「昔は、仮に薬物疑惑があっても事務所は徹底的に守りました。実際、大物歌手Yが報じられたとき、裏で政界、マスコミ工作に数億円バラまいて逃げ切ったという話がまことしやかにささやかれています。だが、もうそんな時代ではないのでしょう」(同関係者) 芸能人は、疑惑を持たれるような怪しいパーティーや人間とはかかわらないのが賢明と言えそうだ。 – ニュース 有名人
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