※前回の動画に修正箇所が見つかり、やむなく再アップロードにしました。数少ない高評価を押して下さった方々には申し訳ございませんが、再度こちらの動画をお楽しみいただければ幸いです。

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東京2020オリンピック・パラリンピックの大会が終わり、間もなく1か月が経とうとしている。

東京パラリンピックの開会式はテーマが明確かつ芸術的で美しく大変感動に満ちていた。
これこそ多くの日本国民が求めていた開会式であった。

しかし、そこにパラリンピックのマスコットキャラクターであるソメイティの姿はなかった。
やはり、ミライトワと同様の扱いを受けるのかー。
多くの人々の心には暗雲が立ち込めた。

だが言うまでもなく、ソメイティはその舞台裏、我々が見ていないところで走り続けていたのである。
その後ろに、オリンピックで役目を終えたばかりのミライトワやピクトグラムなどの仲間も続いた。

選手たちの激闘の舞台裏ではソメイティたちの愛らしく健気な活躍があった。

そんな彼らを見た閉会式の演出担当のひとりである小橋賢児氏(代表曲 B.B.B.(ビー・バッド・ボーイ))は急遽彼らを閉会式での大役に抜擢したのだ。

オリンピックの開会式を唯一盛り上げたピクトグラム達は「次こそミライトワとソメイティの番だぜ」と出演を辞退した。

ミライトワとソメイティは、任されたからには全力で走り抜こうと固く誓い合った。

そして本番―。

多くの人々が閉会式に登場した彼らの姿とその活躍に驚き、喜び涙した。

あの時の感動的な光景について、こちらがわざわざ多くを語るまでもないだろう。
この動画ではその舞台裏と閉会式での彼らの絆と感動的な活躍をドラゴンクエストの「フィナーレ」(作曲:すぎやま こういち)に乗せてお届けする。(オリンピックの開会式でもドラクエの曲が使われていたのは言うまでもない。)

聖火が消えるのを見届け、最後まで走り抜いた彼らの周りを歓喜のコスモ(小宇宙)が渦巻き、身体は輝く黄金聖衣(ゴールドクロス)に包まれた。
彼らの存在そのものが黄金聖闘士級、いや、金メダルにも匹敵する輝きを放っているのだ。

多くの人々は閉会式で彼らのことがもっと好きになった。
そして少なからず後悔した。
「もっと彼らの活躍が見たかった」とー。

五輪でお別れなんて寂しすぎる。

だが、きっとそのような心配には及ばないのだろう。
彼らは今も我々が見ていないところで止まらず走り続けている。
その活躍は、彼らの公式のインスタグラムでも確認できる。

こんなにも愛らしい五輪マスコットキャラを生み出してくれたデザイナーの谷口亮氏と彼らをマスコットキャラに選んだ子供たち、そして閉会式を演出した小橋賢児氏らに我々は感謝しなくてはならない。

コロナ渦という未曽有の事態、そして開催の延期、何もかもが困難な状況の中で開催された東京五輪。
選手たちやスタッフと共に明るく大会を盛り上げてくれた可愛いミライトワとソメイティ。
本当にありがとう。いつまでも応援し続けるよ。

(一部フィクションあり)

記し忘れていたが、この物語には、オルガも深く関わっている。
ミライトワとソメイティがここまで止まらないで走り続けていたのも止まらないオルガの影響が大きいのである。
だが、その話はここではないまた別の場所で語られるべきであろう。