近茶流嗣家 柳原尚之さんが料理がとてもおいしくなる江戸懐石の技をご紹介。
”春告げ魚”と呼ばれる白魚を使う、おもてなしにぴったりの「白魚椀」を伝授します。
<材料(4人分)>
・白魚 20尾
・(下ゆでした)たけのこ 小1本
・(水でもどした)わかめ 40g
・本汁(だし 900ml、うすくちしょうゆ 小さじ1、塩 小さじ1)
<作り方>
1)白魚をバットに並べて、ふり塩をして、10分ほどおく。
2)白魚を目ざるに並べて、熱湯で霜ふりする。一度沸騰させて、火を止めてから白魚を鍋に入れるのがポイント。
白魚はすぐに透明から白に変わるので、ゆで時間は数秒。
3)5分水につけ、もどしたわかめは、熱湯で霜ふってから、すじを取り食べやすい大きさに切る。
たけのこは、薄切りにする。熱湯で霜ふりする。
4)お椀にたけのこ、わかめ、白魚をいれ、温めた本汁を張ってできあがり。
【だしのひき方】
<材料(5カップ分 1000ml)>
・昆布 20㎝1枚(肉厚で黒々としたもの)
・かつお節 20g
・水 6カップ 1200ml
<作り方>
1)昆布をさっと水洗いする。
表面についたほこりや砂を落とすだけで、長く洗うとおいしさが出てしまう。
2)鍋に分量の水と昆布をいれ、火にかける。中火でゆっくりと温度をあげる。
この時に昆布を鍋の中でふったりすると、だしがにごるので注意。
3)鍋の中から小さい泡があがってくる約70℃になったら、昆布をとり出し、強火にする。
4)煮立ったら分量のかつお節を入れて、火を止め、静かに沈めて、約1分おく。
この時も昆布と同様混ぜたりしない。
5)ボールの上にボンザルとさらしをおき、だしを漉す。
ふきんの角をもち菜箸でおさえてしぼる。
こはく色の澄んだだしがとれれば、良いだし汁が取れた証拠。
キッコーマングループのコーポレートスローガン
「おいしい記憶をつくりたい。」
「おいしい記憶」は、食にまつわる体験を通じて積み重ねられます。
楽しさやうれしさといった食卓での時間や雰囲気。
こころもからだもすこやかになっていきます。
地球上のより多くの人がしあわせな記憶を積み重ね、
ゆたかな人生をおくれるようお手伝いしていきたい、という想いをこめています。
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