希望(清水香帆)の裁判に立ち会ったハチドリの家の子どもたちに他人を思いやる気持ちが生まれ、その変化をさくら(真矢ミキ)たちスタッフは温かく見守っていた。そんな折、真由子(井本彩花)がまたも倒れ病院に運ばれる。医師の話では一刻も早く骨髄移植が必要という。桃子(名取裕子)は心配する大樹(細田佳央太)たちに真由子が白血病であることを告げ、「自分の骨髄を移植して」と次々に言い出す子どもたちの気持ちに感動する。
意識が戻った真由子に、さくらと雪乃(新川優愛)は骨髄移植の話を切り出す。しかしその適合者は真由子の人生をめちゃくちゃにした兄の祐二(金井浩人)…。真由子は命に代えても「絶対に嫌」と拒絶する。気持ちは分かるが、それでも真由子に生きて欲しいさくらと雪乃は拘置所を訪れ、面会室で祐二に移植の協力を頼み込むが…。
その数日後、大樹を連れて真由子の病室を見舞いに行ったさくらに桃子から、「祐二の弁護士から移植に協力するという連絡があった」という電話が入る。
祐二の弁護士は裁判の情伏酌量を狙っているようだが、改めて真由子を説得しようと病室に戻ると、真由子と大樹の姿がなく…。
さくらに探し出されてハチドリの家に帰ってきた真由子は、心配していたみんなの前で他人の心配より自分の心配しろ?などと無下に言い放つ。これまでずっと真由子を案じてきたみどり(hibiki)が、真由子をビンタし「生きたくても生きられないやつだっているんだぞ!」と泣きながら怒鳴りつける。その裏にはみどりが10歳の時に経験した悲しい過去があり…。
そんな中、真由子の為に適合検査を受けるべく、大樹は保護者の同意を貰いに父・岡林(鶴見辰吾)の元へ戻る。さらに朝子(倉島颯良)や拓真(後藤田しゅんすけ)の親にもある動きが…。