暗号資産、いわゆる「仮想通貨」を不正に盗んだとして、裾野市に住む男ら2人が逮捕されました。暗号資産を巡る摘発は、県内で初めてです。
電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の男(46)と裾野市茶畑の会社役員の男(46)です。警察によりますと、2人は2020年8月、無職の男の知人男性が持つ暗号資産を会社役員の容疑者のアカウントに不正に送信し、約300万円の利益を得た疑いが持たれています。捜査関係者によりますと、無職の男の容疑者は容疑を認めていますが、会社役員の容疑者は「無職の男の容疑者に頼まれて操作した。他人から盗んだものとは知らなかった」などと容疑を一部否認しているということです。