モデル出身の米倉といえば、昔からスレンダー美人ながら「高飛車な女」としても有名だ。スポーツ紙芸能デスクが振り返る。 「米倉の代表作ドラマ『黒革の手帖(04年版)』や『ドクターX』シリーズでコンビを組んだテレビ朝日の名物プロデューサー・内山聖子氏に対し、初対面でいきなり、『女性スタッフが苦手なんですよね~』と目も合わせず切り出し、内山氏をカチンとさせたエピソードは有名です」 物おじせずに本音を吐くタイプのイメージは定着したが、かつて報道陣を凍りつかせたこともあった。 「07年、米倉がヒロインのドラマ『肩ごしの恋人』(TBS系)の記者会見で、親友役で共演した高岡との『不仲説』について質問が及んだ時、『よく新聞や雑誌で“VS”ってなってるけど、みんな驚くと思うくらいの仲よし。“VS”というより“&”って感じ』と笑顔で答えつつ、明らかに高岡を格下扱い。当時の2人はアラサーのセクシー路線でキャラがかぶっていたこともあって、高岡が激怒し、撮影現場もピリピリムードだった」(前出・スポーツ紙芸能デスク) そもそも、当時の米倉と高岡は市川海老蔵を巡り、微妙な関係にあった。 「03年に米倉はNHK大河ドラマ『武蔵MUSASHI』に出演し、主役を務める海老蔵と熱愛関係となり結婚説もささやかれましたが、2年で破局。07年3月には、海老蔵がフランス・パリで行った歌舞伎公演に、別れた米倉を招待。その帰国の翌日、今度は高岡が海老蔵と仲むつまじく夜桜デート。高岡が『いいお友達よ。みんなで楽しくやっていただけなのに』などという軽い調子の言い訳をしたことで、米倉としては海老蔵との『友情旅行』の思い出を冷やかされたと受け取り、カチンとなって格下扱いの発言につながったのでしょう」(前出・スポーツ紙芸能デスク) 米倉が89年に日本アカデミー賞を受賞している先輩女優を見下した格好だが、米倉はその後、有言実行するかのように、高視聴率を取れる不動の主演女優として格上げに成功している。 一方の高岡といえば、「女に嫌われる女」役で新境地を切り開いていた。映像プロデューサーの島右近氏が話す。 「高岡自身が『嫌われる役が多いですね』と話していますが、映画であれば『深夜食堂』(東映)でパトロンに死なれたばかりの愛人を演じ、常連客の女性たちからみごとなほどの反感を買っていた。昨年の深夜ドラマ『リカ』(東海テレビ系)では凍りつくほどの美魔女ぶり。『自称28歳』の高岡は怖すぎました」 海老蔵の元カノたちは、ライバルなりにちゃんと棲み分けができているようで──。