研究開発機構JAMSTECは、海底に沈むプラスチックなどのごみを「深海デブリ」と名付け、これまでに深海探査船などで撮影された海底映像の解析を進めている。30年前、1988年の駿河湾の調査では海底に大量のビニール袋が沈んでいた。富山湾で2005年に行われた深海生物の調査では、水深660メートルの海底で大きな口を開けて海流のプランクトンを食べる「オオグチボヤ」にビニール袋がひっかかっていた。調査のたびにプラスチックごみが映ることから、日本近海の海底には相当の量があると考えられている。

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