新型コロナウイルスの感染拡大により、大阪府で医療体制が逼迫していることを受け、秋田県は看護師1人を大阪府に派遣することを決めた。
大阪府では、新型コロナウイルスの感染が広がり、7日現在の重症の患者数が141人で、重症患者用の病床使用率は68.4パーセントと、医療体制が逼迫している。
こうしたことから、大阪府は重症患者専用の医療施設「大阪コロナ重症センター」の運用を、12月15日から始めることにしているが、必要な看護師が不足しているとして、全国知事会に看護師の派遣を要請していた。
これを受けて全国知事会は、13の府県から26人の看護師を派遣するよう調整を進めていて、このうち秋田県からは看護師1人を派遣することになった。
派遣されるのは、県内の医療機関に勤務する、人工呼吸器を操作できる看護師で、12月16日以降、派遣する方向で調整を進めている。
また、北海道からの要請を受けて、県内の医療機関から別の看護師1人も派遣されることが決まっていて、日程や派遣先の調整を進めている。