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✍  映画「スパイの妻」の黒沢清監督(65)が、第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の監督賞を受賞し28日、発表された。新型コロナウイルス感染拡大により、エンタメ界も大きな打撃を受けた1年だったが、映画監督として「不要不急」なものへの思いも新たにしている。 ◇   ◇   ◇ 「スパイの妻」で9月にベネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞したばかりだが、国内の映画賞も格別という。 黒沢 国内で評価されたことがほぼないので(笑い)。日本のお客さまに向けて作っているので、多くの方に見てもらえたならうれしいし、励みになります。 作品は、東京芸大大学院の教え子である浜口竜介(42)、野原位(37)の両監督のオリジナル脚本。「黒沢監督に撮ってほしい」と持ち込んだ“師弟愛”が、最高の形で実を結んだ。 黒沢 教え子から脚本を託されたプレッシャーや義務感はなかったですね。本当に脚本が面白くて、よく僕に持ってきてくれたと。絶対実現させようという映画作りの欲望を貫き通せた。師弟愛とよく言われますが、卒業してずいぶんたつので、彼らも師弟関係とは思っていないんじゃないかな。企画を実現させるため、多少のベテランに声を掛けてみた、みたいな(笑い)。 賞は「おまけみたいなもの」だという。 黒沢 本音を言うと、出来上がって、映画館で公開されたことで僕らは100%満足。映画って、いくら欲望があっても1本撮って公開にたどり着けるのって大変なことなんですよ。満足いく形で仕上がって、映画館にかかっただけでよくやったと。 作品は、開戦前夜の1940年を舞台に、国家機密を知った貿易商夫婦の驚くべき行動を描いたラブサスペンス。選考会では「ものが言えない、今の時代とシンクロする作品」と高い評価を集めた。 黒沢 今の時代に通じるものがあれば、とは思いますが、この作品が素晴らしいのは、サスペンスやメロドラマが分かりやすくある娯楽映画であるということ。戦争の時代を扱って、娯楽性がちゃんとあるというのは日本映画では本当に少ないので。 蒼井優、高橋一生の起用も当たった。 黒沢 理詰めで考えていくと飛躍や矛盾のある役なんだけど、蒼井さんはそこを恐れず取り組んでくれた。高橋一生さんは、あの年代ではいちばんうまい俳優ですよね。1940年代のせりふ回しや、タマムシ色の本心など、難しいことをなんなく演じてくれました。2人のうまさに負 …
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