本田真凜「1番大切な曲。成長を出せたら」平昌シーズンSPに変更し再起誓う
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「フィギュアスケート・NHK杯」(27日開幕、東和薬品ラクタブドーム)

 女子の公式練習が26日、本番会場で行われた。16年世界ジュニア女王の本田真凜(19)=JAL=は、ショートプログラム(SP)を、17−18年平昌五輪シーズンに使用した「ザ・ギビング」に変更すると明かした。

 「久しぶりにお客さんの前で演技できるので、すごく楽しみにしてきました」と本田。調子は「やっと戻ってきた」といい「自分も楽しんで頑張りたい」と笑顔を見せた。

 10月に右肩を脱臼して以降、調子を落とし、今月初旬の東日本選手権ではSPで8位と出遅れ。「スケートが自分の中で難しいなと思った。いろいろと考えて、泣き続けていた」と話していた。フリーを終えて全体10位で、年末の全日本選手権への出場権をつかんだが、納得のいく演技は見せられていなかった。

 そんな中で、SPの変更を決断。もともと昨季エキシビションとして使っていた曲を今季SPに変更したのだが「踊りの部分や見せる部分が多いプログラムなので、お客さんがいない状態で演技をした時に、点数を出せるプログラムの方がいいのかなと思った」という。もう1つの理由は「いい思い出がないプログラム。このプログラムにいいイメージを残したい」というまっすぐな思いだ。「1番大切な、初めて自分でこの曲を使いたいと言った曲でもある。いい演技をしたい」と思いを明かした。
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