ドストエーフスキイ
中山省三郎訳
『カラマゾフの兄弟』 下より
第66回
角川文庫
朗読 日根敏晶
2020-09-29
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表現や意味が分かり難いときに、以下の書籍を参考にさせていただきました。謝意を表します。
原卓也訳『カラマーゾフの兄弟』(下)新潮文庫Kindle 版
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今回は以下の内容を含みます。
第十一篇 兄 イワン・フョードロヴィッチ
九 悪魔、イワン・フョードロヴィッチの悪夢
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ここまでの登場人物を、登場順にまとめておきます(およそ登場順)。
第1篇
アレクセイ・フョードロヴィッチ・カラマゾフ この物語の主人公 アリョーシャ
フョードル・パーヴロヴィッチ・カラマゾフ 主人公たち三兄弟の父
長男のドミトリイ(ミーチャ)は先妻アデライーダ・イワーノヴナ・ミウーソフ、次の二人(イワンとアレクセイ)は後妻ソフィヤ・イワーノヴナの子
アデライーダ・イワーノヴナ・ミウーソフ 裕福な名門貴族の出。ミーチャを置いて駆け落ち先で死亡
グリゴリイ カラマゾフ家の忠僕 子供たちを育てた
ピョートル・アレクサンドロヴィッチ・ミウーソフ アデライーダ・イワーノヴナの従兄 ミーチャを引き取り、叔母に託した
ドミトリイ・フョードロヴィッチ・カラマゾフ フョードル・パーヴロヴィッチの長男 財産分与で父と争議 ミーチャ
ソフィヤ・イワーノヴナ フョードル・パーヴロヴィッチの後妻で次男・三男の母 『憑かれた女』神経症で早世
将軍の未亡人 孤児だったソフィヤ・イワーノヴナを養育した。ソフィヤの死後、イワン、アレクセイを引き取った
エフィム・ペトローヴィッチ・ポレーノフ 県の貴族団長。将軍未亡人死後イワン、アレクセイを養育。高潔な、人情のあつい人
イワン・フョードロヴィッチ・カラマゾフ カラマゾフ家の次男、有名な教育家の寄宿舎へ入り学識を積んだ 雑誌に論文を寄稿
ゾシマ長老 修道院の長老
第2篇
ピョートル・フォミッチ・カルガーノフ ピョートル・アレクサンドロヴィッチの遠縁の若者。アリョーシャとは親友
マクシーモフ ツーラ県の地主
パイーシイ神父 非常に学識の高い主教
ヨシフ 司書の僧、主教
ポルフィーリイ 見習い僧
ホフラーコワ夫人 地主の妻
リーズ 足痛風で歩けないホフラーコワ夫人の娘
カテリーナ・イワーノヴナ リーズに手紙を託した。
ラキーチン 野心家の神学生 カラマゾフ家をよく知る。
第3篇
グリゴリイ・ワシーリエヴィッチ・クツーゾフ グリゴリイのフルネーム カラマゾフ家の忠実な老僕
マルファ・イグナーチエヴナ グレゴリイの老妻
リザヴェータ・スメルジャシチャヤ 宗教狂女 スメルジャコフの生母
スメルジャコフ 若い下男 パーヴェル・フョードロヴィッチ・スメルジャコフ
グルーシェンカ 「あばずれ」アグラフェーナ・アレクサンドロヴナ
アガーフィヤ・イワーノヴナ カテリーナ・イワーノヴナの姉
カテリーナ・イワーノヴナ ドミトリーから五千ルーブルの手形を受け取った。許嫁
第4篇
フェラポント 長老制に反対。神がかりの苦行者
スムーロフ 左利きの小学生
クラソトキン 不意打ちでナイフで切り付けられた
イリューシャ 不意打ち少年、アレクセイに石をぶつけた。二等大尉の息子
ニコライ・スネギーレフ 二等大尉。ミーチャとトラブルがあった。スロヴォエルス(ございます言葉)でしゃべるので二等大尉スロヴォエルソフとも呼ばれる
ワルワーラ 二等大尉の娘、女学生
ニイナ(ニイノチカ)・ニコライヴナ 二等大尉の佝僂の娘
アリーナ・ペトローヴナ 二等大尉の妻、脚が不自由
第五篇
マリヤ・コンドゥラーチェヴナ スメルジャコフに恋する モスクワから戻った女
第六篇
ミハイル 主教 庵室全体の取締役
アンフィーム 平の僧
『ゾシマ長老の生涯』人物
ジノイヴィ ゾシマ長老
マルケル ゾシマ長老の兄
アフィーミヤ 下働きの老婆
エイゼンシュミット ドイツ人の医師
第七篇
クジマ・サムソノフ 商人。グルーシェンカを囲っている老人。
コルネブロードフ 高名な弁護士 ミーチャの相談相手
レガーヴィ 「猟犬』という意味のあだ名の男。本名ゴルストキン。フョードルとチェルマーシニャの森の売買で折り合いがつかない
イリンスキイ長老 レガーヴィが滞在している
第八篇
ベリメーソワ ホフラーコワ夫人の従妹
フョーニャ グルーシェンカの女中
マトリョーナ フョーニャの祖母、料理番
ナザール・イワーノヴィッチ グルーシェンカの門番頭
ブローホル ナザールの甥
ピョートル・イリッチ・ペルホーチン ミーチャが拳銃を質入れした若い官吏
プロトニコフ 雑貨店主
ミーシャ ペルホーチンの家のボーイ
アンドレイ 別当(馬丁)
トリフォン・ボリースィチ モークロエの宿屋の亭主
ヴルブレフスキィ 二人のポーランド人の一人 貴族(パン)
ミハイル・マカーロヴィチ・マカーロフ 郡警察署長
マヴリキイ・マヴリキッチ 警部
第九篇
ワルヴィンスキイ 地方庁づき医師
イッポリット・キーリロヴィッチ 検事(実は副検事)
ニコライ・パルフェノヴィッチ・ネリュードフ 予審判事
フォマー ルンペン 事件の夜に隣家に泊まり合わせた
マヴリーキイ・シメルツォフ 巡査
ムッシャロヴィッチ 小柄なポーランド貴族(パン)
第十篇
コォリャ・クラソートキン 官吏の遺児、イリューシャに足を刺された 早熟 アリョーシャに憧れる
アンナ・フョードロブナ コォリャの母
ダルダネロフ コォリャの教師、コォリャの母を恋慕している
ペレズヴォン コォリャの犬
カテリーナ 医者の夫人の女中
アガフィヤ アンナ・フョードロブナの女中
ナスチャ 医者の夫人の8歳の娘
コスチャ 医者の夫人の7歳の息子
スムーロフ 予科の少年
ジューチカ 消えた犬
トゥジコフ 子供の一人
カルタショーフ 11歳の控えめな美しい少年
第十一篇
フェチュコヴィッチ カテリーナ・イワーノヴナが呼んだ弁護士