貨物船の座礁事故により環境への影響が懸念されているモーリシャスで現地を調査した専門家が取材に応じ、流出した油が渡り鳥の生存に影響を与える可能性があると指摘をしました。

 渡り鳥の生息地となる干潟の写真ですが、大量の黒い油がたまっているのが分かります。現地を調査した鳥の専門家は、この黒い油で渡り鳥は餌(えさ)を捕ることができず、生存に影響を与える可能性があると指摘します。
 山階鳥類研究所保全研究室長・水田拓氏:「生息する個体数は変わらないのに生息する場所が少なくなると、餌に対する競合やすみ場所に対する競合が生じるかもしれない」
 モーリシャスでは例年10月以降に渡り鳥が飛来するということで、環境省はモニタリング調査を支援していくとしています。
[テレ朝news]