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9月1日にスタートするWOWOWプライムの連続ドラマ「鍵のない夢を見る」（日曜午後10：00）の記者会見が行われ、主演を務める女優の倉科カナ、成海璃子、木村多江、高梨臨、広末涼子の5人が白一色の衣装で登壇した。
若手人気作家・辻村深月氏の直木賞受賞作を映像化した同作では、ありふれた日常の一コマに潜む身も凍るような人間ドラマを全5話のオムニバス形式で描く。広末は9月29日放送の最終話「君本家の誘拐」で、理想のママ像に押しつぶされて、わが子の姿を見失う母親・良枝を演じる。
自らも2児の母親である広末は「育児は最高に楽しくて、たくさんの喜びと発見の連続ですが、その半面、精神的にも肉体的にも大変」と自身の経験に照らし合わせて役について言及。劇中では、良枝が「育児から解放されたい」という思いを募らせる中で、ある事件が発生する。
「女性にとっては想像を絶する試練かもしれないですが、それを幸せと感じることが人としての成長につながるはず。誰かが声を掛けてあげたり、誰かに甘えたりすることが大切だと思う。いとおしい存在を大事にして、育児期間を楽しんで過ごしてほしい」と世のママたちへアドバイスを送った。
また、1日放送の「芹葉（せりば）大学の夢と殺人」でダメ男に振り回される未玖役を演じる倉科は「演じる中で未玖の気持ちが分かってきて、よりいっそう彼女の気持ちを追い掛けてみたくなった」と尽くす女に共感し、「皆さんの目には悲しいラストに映るかもしれないけれど、人を愛することって幸せなんだと思ったし、女優としても演じる楽しさを再確認することができました」と自らの成長を実感していた。
この他、ドラマでは成海主演の「美弥谷（みやたに）団地の逃亡者」（8日）、木村主演の「石蕗（つわぶき）南地区の放火」（15日）、高梨主演の「仁志野（にしの）町の泥棒」（22日）を放送。
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