4月6日の感染者694人のうち、10歳未満が138人と年代別で最も多くなった。ここからの拡大を、どう防いでいけばいいのか?
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<最近の感染の傾向について、福島県が会見>
福島県の担当者:「子どもさんが起点となって、家庭内で感染が広がっているというような状況があったかなという風には思っております」
4月に福島県内で確認された32件のクラスターのうち、保育施設や児童クラブなど子ども関連が21件。依然として子どもが感染の中心であることがわかる。
<早期発見がカギに?>
5歳から11歳のワクチン接種状況は、1回目終了が福島市19.2%、いわき市16.2%、会津若松市11.4%
ワクチン接種以外の対策もやり尽くしている中で、他にできることは?
福島県福島市のおひさま子供クリニック・赤間院長に聞いた。
おひさま子供クリニック・赤間院長:「感染者数を直接減らすことはできないが、早く見つけることはできる」
日本小児科学会が、【流行初期】【デルタ株流行期】【オミクロン株流行期】それぞれの子どもの症状を比較している。
それによると、【発熱】は流行初期の41%からオミクロン株では倍増、【のどの痛み】は8.6%から26.1%に増加している。
また、【入院】が28.6%と子どもの重症化傾向は確認されていないという。
一方では安心材料もあるが、いずれにせよ症状が多く出ている。
赤間院長によると「2022年1月から50人ほどの新型コロナ患者を診察したが、無症状は1人か2人。発熱が7割ほどで、風邪と同じ症状だった。そのため、早めの受診と症状があれば3~4日休ませること」が非常に重要ということです。