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変異種8例を確認 空港検疫“すり抜け”も(2020年12月28日)

新型コロナウイルスについて東京では28日、新たに月曜としては過去最多の481人の感染が判明しています。そんななか、北海道では変化があるといいます。

 全国に先駆けて第3波が襲った北海道では、少しずつ新規感染者が減りつつあります。果たして、全国ではこの年末年始、感染拡大を抑え込むことができるのでしょうか。
 28日に東京都が発表した新たな感染者は481人。重症者は27日から1人減って81人になりました。気になるのは感染力が高いとされるイギリスで発見された「変異種」です。空港検疫では感染が分からなかったケースも出てきました。
 厚生労働省によりますと、新たに変異種への感染が確認されたのは東京都の50代の女性です。女性は13日に帰国し、羽田空港で短時間で結果が分かる抗原定量検査を受けましたが、ここでは陰性でした。その後、経過観察中の19日に微熱や喉の痛みを訴え、改めて検査を受けたところ、感染が判明。ウイルスを詳しく調べた結果、27日に変異種だと分かりました。女性は公共交通機関を利用しておらず、自ら確保した宿泊施設で待機していたため、濃厚接触者はいないということです。
 これで変異種への感染は国内で8例目。世界では日本も含め、24の国や地域で感染が確認されています。
 菅義偉総理大臣:「全世界から外国人の新規入国者の停止を発表させて頂きました」
 政府は28日から来月末まで、すべての国や地域からの入国を停止しました。日本人や在留資格のある外国人の帰国や再入国は可能です。こうした入国者は公共交通機関を利用しないよう求められていますが、28日から一部の鉄道には乗れるようになりました。
 成田空港から京成上野駅に向かう特急「スカイライナー」です。8両編成のうち1両を入国者専用にしたのです。上野から先はハイヤーか自分で手配した送迎車で目的地まで移動します。
[テレ朝news]