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ニトリに次々と商品返却 アスベスト混入で自主回収(2020年12月28日)

ニトリが販売した珪藻土(けいそうど)バスマットなどにアスベストが含まれていた問題が波紋を広げるなか、広島のスーパーでも基準値超えのアスベストが含まれていた商品が販売されていたことが分かりました。

 「バスマット」や「コースター」。いずれも吸水性の高い珪藻土という材料が使われている商品です。
 ニトリホールディングス・似鳥昭雄会長:「販売しました一部の珪藻土の製品に、法令の基準を超えるアスベストが含まれていることが判明しております。深くおわび申し上げます」
 家具大手のニトリで、珪藻土を使ったバスマットなど一部の商品に法令基準を超える「アスベスト」が含まれていた問題。今回、自主回収の対象になったのは23商品、355万個に上ります。
 このほか、28日に広島のスーパーが珪藻土を使うバスマット4商品に法令の基準を超えるアスベストが含まれていたと発表しました。アスベストを吸い込むと「がん」などを引き起こす可能性があります。
 ニトリはどこでアスベストが混入したか調査中です。
 都内のニトリには次から次へと「回収対象商品」を持つ人が現れました。ニトリでは回収対象商品を持つ人は廃棄せず、二重にしたビニール袋に入れての持ち込みを呼び掛けていますが・・・。
 返品に訪れた人:「(Q.ビニール袋に二重に入れるよう呼び掛けが)本当ですか?歩いてすぐだったので、気にしないで持ってきてしまった」
 珪藻土を使った製品にアスベストが混入したのは、どんな可能性が考えられるのでしょうか。
 珪藻土専門店soil・石動博一社長:「珪藻土というのは、それ自身では固まらない。今回の問題は固めるために何かを入れた。その中にアスベストが入っていたということ」
 専門店の社長は「珪藻土=アスベスト」という事実と異なるイメージに警鐘を鳴らします。
 珪藻土専門店soil・石動博一社長:「もう一日に何十本も(問い合わせの)電話が掛かっている。珪藻土=アスベストという捉えられ方を一般の方がされたということに非常に困っています。珪藻土にアスベストは全く入っていないし、全く別のものです」
 「石綿含有せず」。この会社では専門の機関に調査を依頼し、その結果をホームページ上に掲載することで安全性を証明しています。
[テレ朝news]